
大いに盛り上がった〈めぐろバレエ祭り〉最終日(8月26日(日))に開催された「東京バレエ団ダンサー交流会」。秘蔵写真の紹介とともに行われたトークのコーナーやプリンシパルへの質問コーナーなど、ダンサーたちの素顔に直接触れる貴重な機会となったのでは。
が、限られた時間でのこと、とくに後半の質問コーナーでは、参加されたお客さまから寄せられたご質問のうち、ごく一部にしか回答できず、ダンサーたちからも「まだまだお答えできます!」との声が。
そこで今回は、「交流会」でお答えできなかったご質問の中からいくつかをピックアップ! プリンシパルたちに質問をぶつけてみました。なかには「全員に聞いてみたい」という質問もたくさんありましたが、スペースの関係で、1名、2名のダンサーに代表して答えてもらいました。
川島麻実子、沖香菜子
まずは女性陣に寄せられた、こんな可愛らしい質問から。
質問:小学生のとき、バレエをしていないときはいつもどのように過ごしていましたか?
川島麻実子:習字、ピアノ、水泳など他のお稽古もありましたし、塾にも通っていました。学校の課外体育もあったので、小学生の時は週に2回しかバレエのレッスンはしていませんでした。
次の質問は、バレエを習っている人にとって切実な問題!
質問:レッスンで毎日忙しいなか、勉強はいつしていたのですか?
川島麻実子:中学、高校時代は宿題の量も多かったので、移動の時間を利用したり、レッスン前、ストレッチしながら単語帳やまとめたノートを見返して勉強していました。
また、レッスン後、自宅に戻ってからも勉強する時間を確保していました。古典や化学などは歌にして覚えていました(笑)。寝る時間も大事なので、ダラダラと勉強しないよう、時間配分を、バレエも含めて考えていました。
沖香菜子:学校の授業を集中して受けて、学校にいる間の空き時間などを利用して、テスト勉強用のノートをつくりました
そしてテスト前にはそのノートを見返し、覚えればOK!という勉強方法でした。
あとは、レッスンの行き来の時間を使ってノートをみて復習しました。
バレエと勉強の両立は難しそうですが、ぜひ参考にしてみてください。
次の質問は、バレエ以外にも当てはめて考えることも──。
質問:うまくできなかったときは、どうしていましたか?
沖香菜子:とにかく色々な人にみてもらい、意見を聞きます。そうすると色々な意見が出てきます。比較すると、同じ「できない」点でも様々な見方があることが発見できます。
例えば
「右肩が下がっているよ」
「左肩が上がっているよ」
ともに同じことを指摘しています。
それらの言葉の中からそうやって自分に一番あう、かたち、解決法を探していきます。
なるほど! バレエでなくても同じようなことが言えるかもしれませんね。
次は、男性陣への質問です。
質問:体調管理やケガ防止のために心がけていることを教えてください
柄本 弾:身体を出来るだけ冷やさないように心がけています。疲れたときや本番前はお風呂にお湯をはり、長めにお湯に浸かるようにしています。
宮川新大:普段のレッスンでは、入念なストレッチやバーレッスン、センターレッスンをしっかりやり、日々のクラスを大切にしています。
本番前はその日の体調にあわせて動く量を調整します。
本番2、3日前には治療に行って身体のケアをしっかりします。
また、プロテインやサプリメントなどは毎日、朝・晩の1日2回飲んでいます。
柄本弾、秋元康臣、宮川新大
さらに、ダンサーを目指している方に大いに参考になる内容も。
質問:自分はバレエ・ダンサーになるんだな、と思ったのはいつですか?
秋元康臣:プロのバレエ・ダンサーになる、と意識したのは、モスクワのボリショイ・バレエ学校で学んでいた15、16歳のときです。
質問:役を演じているとき、いちばん難しいこと、気を付けていることを教えてください。
柄本 弾:すべてを決めすぎないように心がけています。とくにマイムなどは、自然に見えるようにするために、間を大事にしています!
最後は、東京バレエ団についての質問です。
質問:東京バレエ団のどんなところが好きですか?
秋元康臣:好きなところはたくさんありますが、例えば、幅広いレパートリーを上演していて、つねに探究心をもっていられる環境であること。それから、スタジオが広いところも好きです。床もすごくいいんです(とくにAスタ!)。
宮川新大:僕は海外生活が長かったのですが、日本を拠点としつつ、海外ツアーに行けたり、バレエ団に海外から振付家やバレエ・マスターなどが来てくださって、直接教えてもらえる機会が多いのは、東京バレエ団のいちばんの強みだと思います。