
〈めぐろバレエ祭り〉最終日に行われた東京バレエ団ファン・ミーティング。レポート第2弾は、第34次海外公演の後半の模様をお伝えします。

ウィーン公演のあとは再びイタリアに移動。ジェノヴァ近郊で開催されたネルヴィ国際フェスティバルに出演しました。
沖「大きな公演の中に設えられた野外劇場での上演でした。後ろが海になっていてとても開放的だったんです」
川島「湿度が90パーセント以上! 最初の演目、『ラ・バヤデール』が終わって(上野)水香さんと柄本(弾)くんが戻ってきた時、すごい汗だったので『何事!?』と思ったのですが(笑)、次、私たちの出番になったら、その意味がわかりました!」
秋元「『ドン・キホーテ』のグラン・パ・ド・ドゥだったのですが、アントレを踊り始めた瞬間に汗が吹き出しましたね(笑)」
川島「そして、暗くなったら赤い衣裳に虫がぶわーっと集まってきて(汗)! 終わった後の(佐野)志織先生の第一声は、『虫、大丈夫だった!?』(笑)」
そして最後の上演地、ミラノ・スカラ座。ここではミックス・プログラムと『ザ・カブキ』を上演しました。
池本「スカラ座でのミックス・プロの演目、『セレナーデ』(バランシン振付)と『ドリーム・タイム』(キリアン振付)は、ツアー中、ミラノだけの上演だったので、出演者たちはずっとここが気がかりだったんですね」
沖「『ドリーム・タイム』は日本でもリハーサルの時間がほとんど取れなかったのですが、海外公演は1カ月あるからその間にできるから大丈夫!と思っていたところ、結局できず、ドキドキしました。写真(下左)は現地でのリハの写真です。日本ではなかなか上演しない作品ですが、すごく素敵なので踊ることができてすごく嬉しかったです!」
ここで、このイベントが始まる直前まで『ドン・キホーテの夢』に出演していた柄本弾、宮川新大、伝田陽美の準備がととのい、皆に合流。それぞれの思い出の写真を紹介してくれました。
こちらはポーランド・ウッチ歌劇場での『ザ・カブキ』公演終演後の1ショットです。
柄本「ポーランド、ウッチ歌劇場での『ザ・カブキ』上演通算200回記念公演の終演後ですね。この公演で由良之助をやらせていただいたので、真ん中でピースです。200、だから(笑)。いつも120パーセントの気持ちで踊っているので、200回だから特別125パーセント、ということはないですが、やはり、場の空気が普段と少し違って、『ザ・カブキ』のストーリーはご存じないお客さんですし、イノシシがでてくる場面で笑いが起こったり、赤いふんどしの男性だちの登場にちょっとザワついたり(笑)──、海外ならではと感じました」
こちらは──、ピザ?
宮川「皆さん舞台裏の写真が多いだろうなと思って、僕はピザの写真に(笑)。これはローマについて。ツアー中はホテルにじっとしているのが好きでなくて、わりと外に出るんですが、ローマでも早速近くのピザ屋さんで本場のピザをいただきました。本場のピザって切っていないんですね。自分で切るのが面倒なので、まず半分に切って、閉じて食べる。それがイタリアの食べ方だと昔聞いたことがあるので(笑)。もう1点はミラノのドゥオーモ。圧巻でしたね!」
伝田が見せてくれたのは、この写真。
伝田「これはウィーン国立歌劇場の客席をバックに"家族写真"です。勘平役の祥真くんと、与市兵衛の山田眞央くんと、私(おかや)です(笑)」
伝田は『春の祭典』の生贄役でも大活躍。同じくミラノ・スカラ座での舞台裏。緞帳の不具合で登場した、非常用(?)シャッター前での撮影だそうです。
ミラノの楽屋ではこんな写真も。
柄本「スカラ座の最後の公演、楽屋で『終わった〜!』という瞬間の写真です──、が、僕が知らないところ(頭上)でじゃんけんが起こっています(笑)」
宮川「勝っていますね、僕!」
柄本「全員無事で日本に帰ることができる!という気分でこのじゃんけんになったんだと思います(笑)」
急ぎ足で海外公演の模様を振り返ったファン・ミーティング。このあと行われた恒例の質問コーナーの模様は、また次回、レポートします!