クラブ・アッサンブレ会員サイト

クラブ・アッサンブレ会員サイト Club Assemble Membersトップに戻る

ブログ

2021/01/05

あけましておめでとうございます──柄本 弾

クラブアッサンブレ会員の皆さま、あけましておめでとうございます。本年もダンサーたちとともにさまざまな話題をお届けしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2021年の第一弾は、柄本弾の登場です。年明け最初の舞台〈ニューイヤー祝祭ガラ〉、2月の『ジゼル』アルブレヒトと今年も大活躍を続ける柄本に、今年の抱負を聞きました!


image0.jpeg


 

──あけましておめでとうございます。

柄本 弾 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

──年末年始はたっぷりお休みできましたか。

柄本 年末は30日まで自主練習をして、3日から活動開始。3日間、ゆっくりしてリフレッシュしました! 短い休暇かもしれませんが、2014年の年末年始はノイマイヤーさんの『ロミオとジュリエット』のリハーサルがあったので休みは1日だけだったし、2017年はベジャールさんの『第九』海外公演で元日にブリュッセルに出発、2020年は年越しの舞台、〈東急ジルベスターコンサート〉に出演していて──。

──毎年忙しいですね。

柄本 そう考えるとそうですね(笑)。

──そしてすぐに〈ニューイヤー祝祭ガラ〉です。

柄本 僕は『ドン・キホーテ』のグラン・パ・ド・ドゥを踊りますが、そのほか、バランシンの『セレナーデ』をはじめ、東京文化会館で上演するのは初めてとなる『ディアナとアクテオン』と『タリスマン』、それに久しぶりに『ボレロ』を上演します。こんな時こそ、『ボレロ』で締め括られるこの公演は、皆さんに勇気を与えるものになるはずです。

『ドン・キホーテ』のグラン・パ・ド・ドゥはアントレと2つのヴァリエーション付きですから、見応えあります! 最後の『ボレロ』に繋がるよう、しっかり盛り上げていきたいですね。パートナーは伝田陽美です。〈めぐろバレエ祭り〉での子どものためのバレエ『ドン・キホーテの夢』で一緒に踊っていますが、文化会館で主役を一緒に踊るのは初めてです。ぜひ、楽しみにしてください。

──会場が変わると何か変化を感じますか?

柄本 場所が変わるからどうとか、大きい会場だから頑張る、ということは全くないんです。役柄に入り込めば、結局は一緒、です。

──そして、2月には『ジゼル』です。アルブレヒトは2回目でしょうか。

柄本 そう、約6年ぶりで、2回目です。前回、2015年はマラーホフさんがアーティスティック・アドバイザーとして来てくださっていた時で、しかも、もう1キャストはゲスト(スヴェトラーナ・ザハロワとロベルト・ボッレ)だったので、マラーホフさんに付きっきりでご指導していただきました。とても貴重な時間となりましたね。今回は友佳理さんに指導していただきます。久しぶりというだけでなく、友佳理さんの思い入れの強い作品でもあるので、少なからずプレッシャーを感じています。コーリャ先生(ニコライ・フョードロフ 元ボリショイ・バレエ プリンシパル)にも教えていただけることになっているので、そこはじっくり話をさせてもらいながら、ヤス(秋元康臣)とはまた違う、自分の良さを出せるアルブレヒトを演じることができたらと思っているんです。


20150314_Rie Watanabe_Dan Tsukamoto_KH1_3939_photo_Kiyonori Hasegawa.JPG

2015年の『ジゼル』より。(パートナーは渡辺理恵)
photo: Kiyonori Hasegawa


──どんなアルブレヒトになるのか、皆さん楽しみにしていらっしゃると思います!

柄本 ダンサーによって解釈が変わってくる役柄の一つと捉えられますよね。たとえば、アルブレヒトは本当にジゼルのことが好きだったのか、それともただの遊びだったのか。第2幕ではジゼルのことが見えているのか、それとも、実際には見えず、その存在を感じながらのパ・ド・ドゥなのか──。それによって演技はかなり変わってくると多います。そこをしっかり、明確にしていけたらと思っています。

個人的には、アルブレヒトはジゼルのことを本当に愛していたけれど、立場的に婚約者を拒否できなくて、2幕では幽霊となったジゼルと気持ちが繋がっているからこそ触れることができて──という演技ができたら、ラストまで納得していただける舞台にできるのではないかと思っています。

──そういえば、以前はヒラリオンも演じています。

柄本 確かに、主役を演じることは大きなことだけれど、主役だからって偉いわけではないし、僕は、こうしてアルブレヒトを演じさせてもらっているからこそ、もう一度ヒラリオンを演じたいと思っています。

ヒラリオンというのは悪人ではなく、ただ、本当にジゼルのことが好きだった。ヒラリオンを演じていた時は、なぜ、ジゼルはヒラリオンを選ばなかったのだろうと皆さんに思ってもらえるようにと取り組んでいました。彼はあまりにもジゼルを愛し過ぎていたので、度を越して悪者のようになってしまったわけですが、"超純粋"。アルブレヒトも同じく"超純粋"だったはずが、立場上、それを隠さなければならなかった。この二つの役柄は"表と裏"であると強く感じるのです。

昨年末の『くるみ割り人形』ではドロッセルマイヤーを演じましたが、王子役の経験があったからこそ、演じやすくなった部分がある。あのポジションは、主役がやりたいと思っていることを把握したうえで自分なりに作ることができる。それがとても楽しかった。もちろん、ヒラリオンを演じたことでアルブレヒトに生かせることもあったけれど、その逆もやりたいなと思うんです。


Unknown.jpeg


──では、今年の抱負を。

柄本 これまで、僕たちは舞台に立つことは普通のことだと思って過ごしていましたが、2020年の東京バレエ団は、約半年もの間、大きな公演ができませんでした。自粛生活の2カ月間は、自身のスキルアップを考えながら行動していたけれど、ダンサーはお客さまの前で踊ってこそ生きていることを実感できるもの。2021年は、ただただ、お客さまの前に立てることを願うのみです。

あとは、体調管理をしっかりして、元気に過ごすことですね。僕たちが頑張りさえすれば絶対にいい舞台になるとは限らないけれど、とにかく僕たちが元気でないと舞台はできない! 

──体調管理、大事ですね。

柄本 そう、毎日マヌカハニーを摂っています。MGO50+から始めて、最近はMGO400+までランクアップしています(笑)。

──2020年、「コレやってみたい!」ということはありますか。

柄本 自粛生活の中で、コンディション維持のためには食事を気にすべき、と料理をするように。いまは外食しにくい状況ですが、落ち着いたら、ぜひホームパーティーをして皆との交流の場を持ちたい。そういう状況になったら、ですが。それまでに腕を磨きます! 食器があまりないので、揃えたいし......。

──調理器具は?

柄本 あ、それはそこそこあります。でも大きい冷蔵庫が欲しいかな。キャベツは半分でなくて丸ごと、大根も丸ごと買いたいです(笑)。

カテゴリー

最近の記事

2026年も踊ることを大切に――上野水香

昨年はほぼ毎月舞台への出演が続いて、大忙しだったゲスト・プリンシパルの上野水香。今年3月には2年ぶりの〈上野水香オン・ス...

【クラブ・アッサンブレ特別企画★くるみ割り人形SPECIAL★】 「くるみ割り人形」&ベジャールの「くるみ割り人形」サイン入り公演プログラムプレゼント!

このたび、東京バレエ団友の会クラブ・アッサンブレ会員の皆さまの中から抽選で20名様に、昨年に引き続き「くるみ割り人形」に...

『ザ・カブキ』顔世御前を演じます──上野水香

『ザ・カブキ』公演直前の今回は、ゲスト・プリンシパルの上野水香の登場です! これまで何度も演じてきた顔世御前という女性を...

『眠れる森の美女』で東京バレエ団初舞台!──二山治雄

『眠れる森の美女』開幕直前の今回のブログは、この公演で東京バレエ団デビューを果たす二山治雄の登場です。2014年のローザ...

〈Choreographic Project 2025〉で作品を発表します──山下寿理

ブログ初登場の山下寿理は、昨年春にアーティストに昇進したばかり。今月末に東京バレエ団のスタジオで上演される〈Choreo...

本年もどうぞよろしくお願いいたします!──金子仁美

明けましておめでとうございます。2025年のブログ第1弾は、金子仁美からの新年のご挨拶です。2024年春にファーストソリ...

イタリア公演で『春の祭典』生贄デビュー!──榊優美枝

今回は、先の第36次海外公演―イタリア で『春の祭典』生贄役デビューを果たした榊優美枝の登場です。カリアリ、バーリ、ボロ...

春からアーティストとして活動中!──福田天音

12月に上演する『くるみ割り人形』で初めて第1幕のコール・ド・バレエに取り組む福田天音(ふくだ あまね)は、本ブログ初登...

8月に入団、『春の祭典』で海外ツアー初参加!──孝多佑月

今回は8月にファーストアーティストとして入団した孝多佑月(こうた ゆづき)の登場です。入団してまだ3カ月ですが、早くもイ...

【速報】東京バレエ団2025年ラインナップ決定!

ただいま東京バレエ団は第36次海外公演の真っ最中。今回のツアーで多くのダンサーが初役に挑戦していますが、会員の皆様からア...